育林事業と環境への取り組み

社有林のご紹介

森林は勝手に育つのものではありません。吉野銘木は、将来の森林資源の確保のため、環境保全のため、木を育て続けています。

吉野銘木の育林

吉野銘木は、奈良県・和歌山県・三重県に、約350ha(ヘクタール)の森林を所有し、価値ある資源を生産しています。事業継続性という観点から言えば、世界中にある様々な森林が同じ価値をもっているとは言いがたいですし、それは日本においても同じことが言えます。永続的な森林資源の保護を目指すことからすれば、古来より林業が整備され、良質な技術と資源が根付いている吉野という地域とその周辺で、社有林を保持し、育林事業を継続して行うことは、日本各地にある人口林における育林にも意味あることだと考えています。その時その時の育林事業ではなく、継続可能な育林事業にこそ大きな価値があるのです。

なぜ育林が必要か

日本の森林面積は、国土の約67%にもあたります。天然資源に乏しいわが国にとって、再生産が可能な森林資源は貴重な財産です。しかし、森林は勝手に育つのではありません。植樹から伐採まで、手間ひまをかけて育ててあげないと、ただ生えているだけで、利用価値のある資源にはならないのです。また、CO2を固定化する植物独自の働きも、定期的に間伐を行い、成長し易い環境におかないと低下し、最悪の場合、CO2を吸収するより、放出する量の方が、多くなってしまいます。ところが現在、ご存知のようにかなりの人工林が、手入れもされず荒れたまま放置されています。しかも、そのような森林は年々増えてきています

世界の森林の危機

世界的にみると、森林面積は全陸地面積の約27%を占めています。ただし、近年の森林減少は加速度的で、WWF(世界自然保護基金)およびWCMC(世界自然保護モニタリングセンター)の共同調査によると、このまま森林の減少が進行すれば、50年後には森林がまったく消滅してしまうということです。

私たちが、毎日当たり前のように受けている森林の恩恵。
未来にも受け継いでもらわなければなりません。