育林事業と環境への取り組み

吉野林業のミニ知識

吉野地域は日本の代表的な林業地帯として知られています。日本の他の地域帯に比べ歴史が古く、特色ある、吉野林業のミニ知識をご案内します。

除伐と間伐の違い

除伐
伐期(60年生程度)までの間、良材を残し、曲がり材・粗悪材を伐採します。
間伐
伐期(60年生程度)以上の除伐を施された材を、成長を促進するために3本に1本程度伐採出材します。

密植とは?

一般的には、1ha当たり3000本植林するのが普通ですが、吉野地方では古くから8,000本から10,000本(現在では6,000本程度)植林しています。これは密植することにより、太らせず背を伸ばすことができ、年輪が密な材を育てることになり、耐久性のある良材が育つからです。

標高400mから800mの北向き

昔から良木を育てるには、山の北向き斜面がよいとされています。樹皮が太陽に直接さらされるより、葉だけが陽を受けるほうがよいからです。また、養土が乾燥せず、常に水分を含んでいた方がよいからです。

吉野杉の樽丸利用

日本三大美林といわれる吉野杉は、かつて酒・醤油の樽に利用されていました。香りがよく、年輪が密であり、直通(本末同大)なため、保存しても漏れないことが非常に重宝されました。

葉枯らしとは

葉枯らしとは、伐採した木を、すぐに出材市内で葉をつけたまま山において、原木(特に辺材)が持っている養分を葉に吸わせることにより、乾燥を促進させることです。葉枯らしさせた材は、色艶がよく割れにくいのが特長です。

大阪城と吉野林業

吉野地方の植林の歴史は四百数十年と言われています。豊臣秀吉の大阪築城の際に用材が足らず、吉野の材を伐採して使ったと伝えられており、その跡地に植林したのがはじまりとされています。